ワーク・モチベーション研究所所長菊入みゆきが、雑貨製造販売会社T社の女性社員に向けた講演を行ないました。
菊入みゆきの女性向け講演の概要はこちらから
以下、講演の模様をレポートします。

T社では、約160名の女性社員が働いています。20歳代で営業に携わる女性社員が多いことが特徴です。講演は、2回に分けて開催され、何人かの男性社員も交えて、多くの方が受講されました。

◆25歳の女性の事例を考える

「仕事が忙しく、将来に漠然とした不安があり、やる気が低下気味」。多くの働く女性が抱える悩みですね。広告営業に携わる25歳の女性の事例をもとに、考えました。まずは、課題を整理すること。菊入所長から、課題を整理する「エレファントメソッド」が紹介されました。

◆不安を見える化

「夜遅く、一人で家にいると、ベランダでギイギイという不審な物音が聞こえてきました・・・」
菊入所長が、自らの恐怖体験を披露。いったい何の話でしょうか?
「“正体が見えない”ということが、最も不安をあおるのですね」
「不安を“見える化”しましょう」
テキストに、今の仕事を続けるメリット、デメリットを書き出し、菊入所長のファシリテーションで、全員でディスカッションをします。
・目標を持って過ごせる
・いろいろな人と出会える
などのメリットと、
・自分の時間が少ない
などのデメリットが言語化されました。
まわりの人の意見を聞くことで、
「そうか、そういう考え方もあるのか」
という気づきを得たり、思ったよりメリットが多いのだと感じたり、学びがあったようです。

◆「モチベーションのツボ」を押さえる

菊入所長は、「自分のモチベーションのツボを知ることが大切です」と説きます。
「この1ヶ月で、モチベーションが上がったとき、下がったときを思い出してみましょう」
ということで、隣の席の人とペアワークで、話し合いをしました。
「お客様に喜んでもらえたとき」「信頼できる後輩と、きちんと深い話ができたとき」「自分の好きな仕事ができたとき」など、のモチベーションが上がった話や、逆に下がった話で、会場は盛り上がります。
菊入所長は、
「自分のモチベーションの特徴を書いてみましょう。“人に関わることがモチベーションを左右する”、“成果が出るとモチベーションが上がる”とか、一人一人に特徴があります」
と呼びかけます。

「計画通りにいったという達成感が、私には大切」
「なるほど。だったら、必ず計画を立てて、達成したときに、その喜びを十分味わうように意識するといいですね」
このようなやりとりで、一人一人の「モチベーションのツボ」が明らかになりました。

◆モチベーション・マップ、3GTs

そのほか、モチベーションの元を、地図で書き出す、「モチベーション・マップ」や、毎晩つける「3GTs」ノート、「人間万事塞翁が馬」の話など、たくさんのモチベーションアップのヒントや楽しい話が盛りだくさんの講演となりました。

◆所長メッセージ

T社の女性社員の皆さんは、とてもおしゃれで、明るく前向きで、ディスカッションやペアワークも、とても積極的、協力的でした。講演のあと、質問にいらっしゃる方も複数いらっしゃって、意識の高さを感じました。
シアワセに働くヒントを一つでも見つけていただけていたら、と願っています。

ワーク・モチベーション研究所 所長 菊入みゆき
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